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オ グルニエ ドール

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西原金蔵シェフ…とても大きな存在。
初めてお会いした時に握手して頂く機会がありました。
とても大きく、力強く、でも優しい手。
開店された当初から終わりを宣言されていた様です。
でもそれは未々先の事と思っていました。
2年前位からカウントダウンが始まっていると、私の耳にも入るようになって…
シェフの教室にも行ってみたいと思ってたけど、叶わないまま終わるのかなぁと思っていた時にお菓子友達から空いてたら単発でも行けるよと聞きました。
それを聞いた頃はmaison de fraiseがTVに取り上げられてバッタバタな上に家族の緊急入院が重なり、「こっちが倒れるわ」って思ってた時期。
それでも二度と見れない、聞けない、すごい瞬間なんだと思い、倒れても行くと覚悟を決め、教室がクローズされるまでの8ヶ月通いました。
もっと早くから通いたかった…
お菓子を通して語られる、フランスの文化、アラン シャペル氏との思い出、決して配合だけでは無い奥深さ、仕事への姿勢…他にも沢山。
とても貴重な時間を過ごさせて頂きました。

教室終了後はなかなかお店に足を運ぶ事が出来ず、冬休みに一度訪れたきり。
でも、やっぱりもう一度食べておきたい。
お墓参りも兼ねて、両親を連れてお茶しに行ってきました。
タルト系はお持ち帰りにして、他をお店で頂く事に。
開店時間ちょっと前に着いたけど既に列が出来ていて、スペシャリテのいくつかが前の人で無くなると言う切ない状況。
それでもイートインは直ぐに座れたので良しとします。

シェフに教えて頂いた事を大切に、自分なりに消化し、日々の仕事に反映出来るよう積み重ねて行きます。

シェフは「前向きな閉店」とおっしゃっています。
次は何が起こるのか楽しみにしたいと思います。
そしてシェフが最初に立ち上げられたお店の場所で、息子さんご夫婦が10月頃に独立されるとの事。
シェフから引き継いだものに加え、お二人のエッセンスが加わり新たな世界観を作ってくれる事と思います。
こちらもまた楽しみです。